話をカナダに戻して、カナダとアメリカの違いについて書いてみようと思います。
おそらく大多数の日本人にとって、カナダとは「寒いアメリカ」ぐらいの認識しかないと思います。
実際僕もそうでした。
しかし、いざモントリオールに来て見ると、結構いろんなことが違うということが分かりました。
モントリオールという特殊な土地柄もあるため、カナダの一般論とは少し違うかもしれませんが、以下に列挙してみます。
1. 英語が違う
アクセントだけでなく、スペリングも違います。
例えば、「中心」は、
centre(カナダ英語)⇔center(アメリカ英語)
と、イギリス式のスペルを使います。
一方で、「色」は
color
と、アメリカ式なのがいかにも中途半端です。
(2004/10/15:すみません。上記間違いです。反省のため見え消しにしておきますが、カナダ式でもcolourなようです。但しカナダの中でも諸説あるらしく、詳細は
ここを参照してください。大抵イギリス式が優勢なようですが。)
巷ではCanadian English Dictionaryなんて中途半端な代物を堂々と売っています。
ちなみにモントリオールの英語は、印象としてフランス語とのバイリンガルが多いことから流れるような滑らかな発音が特徴的だと思います。
たまに英語なのかフランス語なのか判別できないときがあります。
2. 人の大きさが違う
カナダの食生活は、アメリカに比べるとはるかに「まし」だと思います。食べる量もカロリーもアメリカよりずっと少ないです。
というわけで街にはそんなに肥満は多くありません。
NYに行ったら急に人がBIGに(横に)なったのでショックを受けた覚えがあります。
3. 単位が違う
Fahrenheitではなく、Celciousです!
Mileではなく、Kmです!
9PMも21hrsも両方使います。
いずれも日本人にとってはなじみやすいですね。
4. 「州」はStateではなく、Provinceです
ということで、違うようなあんまり違わないような・・・
ヨーロッパで旅行中カナダ国旗をリュックにつけた旅行者を結構見かけましたが、あれは彼らなりのささやかな自己主張なのでしょう。
彼らにしてみれば、今の世の中アメリカ人に間違われるほうが損な場面も多いでしょうから。