日本では全くといっていいほど映画を見なかった僕ですが、カナダに来てからはa)英語の勉強のため、b)勉強の合間の息抜き、c)勉強からの現実逃避、等の理由により、映画を見る機会が激増しました。
アパートのある建物にはショッピングセンターが併設されており(ちょっとしょっぱいけど・・)、レンタルDVDショップだけでなく、映画館もあるのです。
そんな訳でせっかく何本も映画を見たので、(良くも悪くも)印象に残っている映画について下にコメントしておきます。
何分映画鑑賞歴が浅いので、軽薄なコメントになってしまいますがご容赦を。
Kill Bill vol.1&2
vol.1を日本で予告編を見たときは日本文化を馬鹿にした安っぽい映画だと思ってました。実際そのような感想も多いと思うのですが、娯楽映画だと割り切ってしまえば意外と楽しめました。
vol.2は一転してカンフー+ウェスタンの味付けです。
Quentin Tarantino監督の狙いとしては、古今東西の映画からクールだと思うものをごちゃ混ぜにして、一本のストーリーに無理やり詰め込んでしまおうという遊び心から生まれた作品なのかなと思います。
日本文化に対する理解が浅いという批判はちょっと的外れなのでは無いでしょうか。
Pulp Fiction
Tarantino監督の名前を一躍有名にした作品です。
ここでもUma Thurmanが出てます。
これもストーリーはあってないようなものですが、それぞれの俳優がいい味出してると思います。
なんと、Jules役のSamuel L. JacksonはKill Bill vol.2にも出てるんですね!
詳しい話としてはpapa tomato, mama tomato, and baby tomatoのジョークしか頭に残ってません。
Mulholland Dr.
これ、面白いと思った人はいるんでしょうか?
"Twin Peaks"で日本でも話題になったDavid Lynch監督の作品です。
前半までは普通の映画ですが、後半から・・なんじゃこりゃ?
"like a dream"と表現されるように、ホントに自分でもたまに見るヘンな夢みたいです。
映画が終わった後しばらく皆ポカーンとしていて、次の日友達に「いやー昨日ヘンな映画見ちゃったよー」なんていう会話が交わされる、これが監督の狙いだとしたらよく出来ている映画と言わざるを得ません。
Before Sunset
1995年のBefore Sunriseの続編ということになっていますが、前作は見てなくても問題ないと思います。
非常にシンプルながら、綺麗ないい映画ですね。
特にラストシーンが秀逸だと思います。
監督がテキサス出身というのが信じられません。
モントリオールでも感じることですが、フレンチアクセントの英語は男女共にとてもcuteです。余談ですが。
The Usual Suspects
友達のお薦めで見た作品です。
これはとにかく面白いの一言です。
Memento
これは日本にいるときに友達が面白かったと言ってたのですが、当時は映画にあまり興味がなかったので今回初めて見ました。
これも面白いです。よく出来てますねー。
The Aviator
伝説的な大富豪、Howard Hughesを題材としたドラマです。
Leonardo DiCaprio主演というのと、アカデミー賞10部門(?)ノミネートという話題が先行してますが、確かにDiCaprioは素晴らしい演技をしていると思います。
ファンとっては衝撃的と思われるシーンもありますが。
確かにオスカーを獲ってもおかしくはないですね。次はライバルの"Ray"も観てみようと思います。
これから観る人は多少予習していくことをお薦めします。
Hughes本人とか、TWAとか、PanAmとか。